及び、日本政府支援道路整備案件視察報告
「施工技術指導」と「整備技術移転」
専門家派遣の技術支援事業
NPO法人国際建設機械専門家協議会は現在、ブータン国の「道路局」に対し道路整備機材の技術支援を行っています。
日本政府は既に無償資金協力を活用し、2次に亘って60台余の道路整備機材を調達しましたが、その内で「使い方が分からない」のと、「関連機材不足」で十分使われていない道路舗装機械があります。その問題点解消の為に「施工技術指導」と「整備技術移転」のための専門家を派遣する技術支援事業のNGO支援事業を活用して進めています。
この度、ブータン道路局との計画推進の打合わせの帰路を活用し、効果的な技術移転を図るための「類似地帯の類似案件」の調査として、ミャンマー国シャン州の首記案件の視察と調査を実施することにしました。
同時に国防省と辺境省の現地責任者から道路案件に対する意見を聴取し、今後の継続した道路整備機械の有効活用を図る専門家の立場から、具体策を助言することを目的としました。
報告者(代表理事 白井 一)は今日までCETC,エジプト建設機械センターで毎年実施されているJICA第三国間研修「道路整備機械整備コース」の日本からの派遣専門家講師を10年近く務めています。その関係から、ミャンマー国シャン州での「ケシ栽培撲滅に関わる道路案件形成」の初期段階に、JICAから案件実現への可能性の相談を受け助言し成り行きを見守ってきました。今回はその現地確認でもあります。