2009年4月長野県栄村「極野」を再々訪問

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住民参加型「協働道直し」事業で拡張された道路

平成19年の夏から秋にかけて、ブータンと同じ山岳地帯の、栄村の住民参加型「協働道直し」事業に参加し、足元日本での住民参加型開発事業の実態を調査してきた。その後平成20年の夏、数日の現場訪問で、残りの作業を確認し、平成21年の春に再々訪問し、拡張した「極野」の道路の雪かき状態を確認した。拡張された道路には除雪車が入り、今までとは違い降雪がきれいに片付けられていた。

「極野」の住民と、栄村の協働道直しで、右のような道路拡張がなされ、何百年間も冬の雪に悩まされたこの地区の住民は、この冬から自宅前まで車で入れるようになった。僅か3名の栄村臨時職員と1名の補助員で、2年続きで本工事が実施された過程を目の当たりに見てきた。建設機械を有効に使った素晴らしい仕事であった。

半年間は降雪で十分な屋外活動ができない「日本一の豪雪地帯」の長野県栄村は、「住民自治の村政」を旗印に、「自律する村」として評価が高い。日本の経済発展の基には、この様な豪雪地帯にありながら、「住民一人ひとりが光り輝き、小さくても輝く自治体」を目指し、豊かな発想と村民参加による民主政治を行なって来た自治体の地道な努力があることを確認した。此処での4ヶ月ほどの住民との協働道普請は、ブータンでの支援活動と同じ様に、豊かな気持ちで参加出来た。

-長野県栄村

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