◇すでに何度かご案内の通り、間も無く雪が降ってくるであろう信州栄村の道普請ですが未だ一段落せず、11月にもつれ込みました。工事現場の敷地内のご老人が亡くなり葬儀で工事が中断しました。その間手の空いた担当の栄村の職員が手を掛けた他の工事現場が数日で終わらず、それを中途半端にも出来ないのでそれが終わるまで道直しの現場に取り掛かれない状態でした。雨で中断したり、葬儀があったり生きていると思いもよらない事が色々極野(にての)の現場でもありました。其れでも現地はあと2週間が限度です。
◇上信の栄村では、コシヒカリも刈上げ、今は田にはコンバインで撒き散らした藁(わら)が灰になって黒々としているか、或いは火をつけずにそのまま埋められるまで残っております。田には稲を干したアゼ(材木をくみ上げた稲かけ)が残っております。7月中旬から毎週稲の色がグリーンから黄色・黄金色へと変化している状態を見てきた目には、この冬の始まりは極めて寂しい光景に映ります。すでに解体したアゼもあり、冬支度に忙しい住民は段々難しい表情になり、降雪の始まる前の忙しい時期を迎えております。すでに夜はストーブなしでは眠れません。